手軽に音楽を聴けるデジタル音源配信が主流になった一方で、再び注目を集めているのがアナログな方法で音楽を楽しめるLPレコードです。
長時間再生可能な特徴を持つLPレコードの売上は2005年に底を打ちましたが、現在では商業的なレベルにまで復活を遂げています。

2008年に米国で始まったレコードストア・デイは世界的なムーブメントを引き起こし、日本でもレコードに憧れるレコード女子が増えつつあります。
LPレコードがなぜこれほど復活できたのか、今も一部の人からLPレコードが人気を得ている理由をまとめてみました。

音の違いや音を出す感覚を楽しめる

デジタル音源は情報量が多い上にノイズが少なく、個性豊かな音よりも均質化した音を楽しみたい場合に適したメディア媒体です。
アナログレコードはデジタル音源と比較して音の安定性に欠けますが、こうした音の違いこそがアナログレコードならではの魅力になっています。

レコード盤の製造プロセスは再生時の音に影響しますので、同じ音源であってもLPレコードで再生される音には違いが発生したりします。
良質な音を流せるアナログ盤探しはレコードファンの楽しみであって、掘り出し物を目指し、遠方に足を延ばすレコードファンは少なくありません。
もちろん再生に用いるレコードプレーヤーやカートリッジのほか、機器の組み合わせによってもレコードの音は劇的に変わります。

総じて自分好みの音をとことん追い求められることが、LPレコードの人気につながっています。

また、レコードで音楽を楽しみたい場合には、自分で注意しながら再生の手順を進めなくてはいけません。
デジタル音源のほうが手順を簡略化できますが、自らレコードで音を出す感覚は、そのまま音楽に対する没入感を高める役割も果たします。
いつでもどこでもデジタル音源を聴ける昨今だからこそ、アナログな手段で音楽に没頭できるレコードは再び人気を集めています。

インテリアアイテムとして優れている

デジタルメディアの中でも直径30センチのLPレコードは特に存在感があり、ジャケットはアート代わりに飾れるインテリアアイテムになります。
レコードジャケットを壁に規則正しく飾る方法のみならず、高さをバラバラにしたり、レコードそのものを飾ってもおしゃれな空間を演出可能です。

人によってはレコードの大きさを邪魔に感じかねないとはいえ、音楽を視覚でも楽しめることはLPレコードの代表的な魅力として知られています。
家庭に音楽を馴染ませたい場合には、機器の設置を含めてLPレコードをインテリアアイテムに選ぶ方法が向いているでしょう。
なお、アナログレコードの音楽を聴くのであれば、基本的に以下のアイテムを揃えることが欠かせません。

  • ベルトドライブやダイレクトドライブのレコードプレーヤー
  • レコードの溝をなぞるカートリッジ
  • フォノイコライザーを内蔵したプリメインアンプ
  • 音を出すスピーカーシステム

レコードの再生中にはレコード盤の回転や針の振動を楽しめますし、部屋にこれらを設置すると音楽のあるライフスタイルを実現できます。
LPレコードが人気を得ている理由には、自分好みの音楽で部屋のインテリアを整えたいといった需要も影響しています。

幅広い世代の音楽ファンから注目されている

デジタル音源の音質は向上していますが、良質なレコード盤と再生機器を組み合わせれば、レコードの音質はデジタル音源を上回ります。
中にはレコードでしか聴けない音源もありますから、CDやデジタル音源の最盛期を迎えても、根強いレコードファンは取引を続けてきました。

デジタル音源が主流になった今、レコード人気が再熱した理由には、既存レコードファンへの訴求だけでなく若年層の取り込みも関係しています。
若者で賑わうエリアには続々とレコード専門店が進出し、レコード在庫数が100万点を超えるレコード通販サイトも登場済みです。
さらに昭和リバイバルブームで昭和歌謡を支持する若者は増え、アーティストはアナログレコードのリリースに力を入れ始めました。
加えて、レコードストア・デイのイベントが日本でも開催され、レコードに触れたことのない世代もレコードを買い求めるようになっています。

古さと新しさを兼ね備えたLPレコードは、既存のレコードファンに限らず、幅広い世代の音楽ファンから人気を集めているといえるでしょう。

製造プロセスや再生機器の組み合わせに応じて音質が変わるLPレコードは、デジタル音源よりも音の違いを満喫できるメディア媒体です。
レコードで音を出す感覚は音楽への没入感も高めますので、LPレコードは音の違いにこだわりたい人や音楽に没頭したい人から人気を得ています。

ジャケットがインテリアアイテムに適していることや、若年層の取り込みが進んでいることも、LPレコードが人気を集めている理由に当てはまります。
アナログレコードをリリースするアーティストは増加していますから、今度ともデジタル音源に淘汰されることなくレコード人気は続いていくでしょう。

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買取ジャンル ジャズ、クラシック、ロック、アニメ、特撮ヒーロー系、各ジャンル専門スタッフが常駐(ヘヴィメタル、ハードコアパンクの知識豊富なスタッフも在籍している)
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出張地域 兵庫/大阪/京都

■店舗情報

店名 宅音便
電話番号 0120-360-760
営業時間 月~金:10:00~18:00 土・日:10:00~17:00
所在地 兵庫県神戸市中央区東川崎町7-1-5