大事なレコードはしっかりと保管したいものです。
保管方法を間違えると、レコードの状態が悪くなってしまうこともあり、いざ聞いた時に雑音が混じってしまったりします。
また、将来的に売却することも考えると、状態が良い方が査定額もアップするため、保管方法はとても重要です。
ではどうやって保管するのが良いのか、レコードの保管方法について詳しく見てみましょう。
レコードを保管する時に気を付けたいこと
レコードはとてもデリケートなので、ちょっとしたことでも傷んでしまうことがあります。
大切に保管するためにも、どういったことに気を付けないといけないのかを知っておきましょう。
レコードを劣化させる原因についてまとめます。
- 湿気
- 熱
- 衝撃
- ホコリ
- 静電気
以上がレコードを劣化させてしまう要因となります。
保管する時は、これらの要因を避けることが重要になります。
まず湿気ですが、これはレコードの大敵と言えるでしょう。
レコードは樹脂でできていて、湿気そのもので劣化するというわけではありません。
ですが湿気の多い所に保管しておくと、レコードにカビが生えてしまうことがあり、カビが劣化の原因になります。
そのためなるべく湿気の少ない所で保管しなければいけません。
熱にも弱く、直射日光が当たるだけでもレコードの形が歪んでしまう恐れがあります。
レコードは必ずカバーやジャケットに入れ、直射日光の当たらない所に保管するようにしましょう。
この他にも、衝撃はレコードを傷つけてしまったり、曲げてしまうことがありますし、ホコリは雑音の原因になります。
さらに静電気もあまり良くないので、これら5つの劣化の要因に気を付けながら保管することを意識すれば、より良い状態で保管できるようになります。
定期的なクリーニングも大事
レコードを聞く際には直接触れることになり、どうしても指紋やホコリが付着してしまいます。
ジャケットから出し入れする際に傷つけてしまう可能性もあり、汚れや傷を防ぐためにもこまめなクリーニングが大事です。
レコード専用のクリーニング用品も販売されていますので、できればこうしたグッズを購入して使ってあげましょう。
レコードの汚れを除去してくれ、いつまでも綺麗な状態を保てます。
クリーニング用品はレコード専門店など、レコードを扱っているお店でも販売されていますし、ネット通販でも購入可能です。
大切なレコードを守るためにも、持っておいて損はありませんので1つは自宅に置いておきたいグッズです。
また、将来的に不要になりレコードを売却するという場合も、状態が良く綺麗であれば査定額のアップにつながります。
不要だからと捨ててしまうとは限らないので、いつか売却する時のことを考えても定期的なクリーニングは欠かせません。
理想的なレコードの保管方法とは？
ではレコードを劣化させる要因を踏まえたうえで、理想的な保管方法を考えてみましょう。
まずレコードは必ずカバーやジャケットに入れ、レコード本体が露出しないようにしてあげます。
これだけでもホコリなどから守ることができ、良い状態で保管できるようになります。
もしジャケットが無いような場合でも、レコードを入れられる大きさのビニールに入れておくなどします。
保管場所はできるだけ湿気が少なく、直射日光の当たらない所が理想です。
専用のラックを用意するなどし、家の中の日が当たらずに涼しい、さらに風通しの良い場所が最適な保管場所です。
レコードは横に寝かせるのではなく、必ず立てて保管するようにしましょう。
この時、レコードが斜めになってしまうと曲がる恐れがありますので、必ずすべてのレコードがまっすぐ立つようにします。
もしどうしても斜めになってしまう場合は、板などを使って支えるなどして立たせます。
具体的な保管例としては、レコードがぴったり収まるサイズの四角いラックを用意し、そこにレコードを立てて並べていきます。
そしてそのラックごと押入れなどの収納に保管してあげる形です。
これでレコードを劣化の要因から守ることができ、良い状態のまま保管しやすくなります。
そして定期的にすべてのレコードをクリーニングしてあげましょう。
正しく保管し、定期的にクリーニングすれば古いレコードも良い状態を保てます。
とにかく大切に扱ってあげることが大切です。
まとめ
レコードは熱や湿気に弱いデリケートな物で、保管方法を間違えるとどんどん劣化してしまいます。
最終的には聞けなくなってしまったり、売却する時に安い買取価格になってしまうことがあります。
そうならないためにも、正しい方法で大切に保管してあげるように心がけましょう。
特にレコード専用のラックはレコードをコンパクトに収納でき、劣化も防げるのでとても便利です。
レコードはジャケットに入れた状態で約31センチですので、このサイズを覚えておいてちょうどよいサイズのラックを見つけましょう。
そうすれば大切なレコードもいつまでも聞き続けられます。
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