レコードは保存状態に応じて買取額が変動するため、少しでも高い値段で売りたいのなら売却前のメンテナンスが不可欠。
とはいえ、アナログ盤が歪んでいたり、傷だらけの場合には買取不可があり得ますし、前提として対処可能な範囲は限られています。
あくまでもレコードの高価買取を目指したいときには、普段の管理や定期的なクリーニングといった要因にも注意が必要です。
買取不可になるほど状態が悪化していないのであれば、どのようなメンテナンスを高価買取のために役立てていけるのでしょうか?
レコードの扱い方と代表的なメンテナンス方法
レコードはアナログ再生の接触型メディアになりますから、接触部分がホコリやカビで汚れていると再生時に音質の低下が起こってしまいます。
管理方法が不適切ならホコリは盤面に積み重なるものの、レコードは基本的に帯電しやすい特徴を備えています。
レコードが帯電すれば周囲のホコリを寄せ付けますので、静電気の除去を怠るだけでもレコードの盤面はホコリで汚れかねません。
もちろんレコードの盤面に指紋が付着した場合にはカビの原因につながり、湿気のあるところに保管しているとレコードの状態は悪化していきます。
レコードを手に持つ場合には両手でレコードの左右のみを支え、レコードの接触部分に直接手で触れないことが大切です。
日当たりが強いところや湿気のあるところでレコードを保管せず、反りを防ぐためにもレコードはレコード棚に立てることを心がけましょう。
レコードを普段から丁寧に扱っていると省ける内容もありますが、売却前に行いたいレコードの代表的なメンテナンスは以下の通りです。
- 溝にたまったホコリの除去
- カビ汚れのクリーニング
- 静電気の発生防止
盤面の溝にたまったホコリは、ベルベット素材のレコードクリーナーを使って除去できます。
カビ汚れには、レコード専用のクリーニング液を活用する方法や、薄めた中性洗剤を用いる水洗いが向いています。
レコードは帯電するとホコリが付着しやすくなりますし、帯電防止スプレーを使用しておくことも売却前の主要なメンテナンスに含まれます。
なお、未開封のレコードは最高のコンディションを期待できますが、必ずしもメンテナンスなしで売却可能なわけではありません。
保管場所が悪ければカビが発生している可能性も心配されるので、メンテナンスを行うかどうかをくれぐれも慎重に判断してください。
ホコリの除去にはレコードクリーナーの使用が適している
レコードの一般的なクリーニング方法に定着しているのは、ベルベット素材のレコードクリーナーを使用する方法です。
こうしたレコードクリーナーには乾式と温式が見られ、乾式クリーナーはすぐにレコードを聴きたいときのホコリ除去にあっています。
温式クリーナーは、乾式クリーナーで対処できない汚れがある場合や、静電気が発生しやすい冬場のメンテナンスに使います。
乾式クリーナーはベルベットで簡単にホコリを取れる手段ですが、強くこすり過ぎると静電気が発生するので注意しなければいけません。
盤面を乾式クリーナーや温式クリーナーで拭くときには、どちらであっても溝に沿って円を描くように軽く拭きましょう。
レコードとCDは全く違うため、レコードにおいて、中心から外側に向かって直線的に繰り返し拭く方法は適していません。
拭き方を誤るとメンテナンスで逆に盤面を傷つけてしまいますから、レコードクリーナーの活用時には気をつけてください。
レコードの売却前に行うメンテナンスでは、乾式クリーナーを使用した後に温式クリーナーを使う方法が推奨されます。
カビ汚れにはレコード専用のクリーニング液が力を発揮する
レコードにカビ汚れが出ている場合には、カビ汚れ用のA液と帯電防止のB液を揃えたレコード専用のクリーニング液が重宝します。
これをメンテナンスに使うのなら、帯電防止スプレーのメンテナンスを省くことが可能です。
クリーニング液でカビ汚れをケアする前には、クリーニング用の布を4枚ほど準備し、盤面のホコリも除去しておきましょう。
まずはじめにカビ汚れ用のA液から使いますが、A液は盤面の4箇所から5箇所に10円玉程度の大きさでまんべんなく垂らします。
盤面の溝に沿ってクリーニング用の布で丁寧にこすり、A液を拭き取ったら続いて帯電防止のB液も同じく4箇所から5箇所に垂らす流れになります。
B液は反時計回りに拭き取る必要がありますので注意しつつ、別の布でB液を完全に拭き取って乾けばレコードのメンテナンスは完了します。
とはいっても、レコード専用のクリーニング液は値段が高いため、売却前にお金を費やしたくない場合には水洗いが唯一の手段になるかもしれません。
レコードを水洗いするのであれば、純水と10倍程度に薄めた中性洗剤のほか、柔らかい布を3枚用意しましょう。
水洗いでカビを取る手順としては、水道水で流し、中性洗剤を染み込ませて絞った布で溝に沿って拭き、再び水道水を使って洗剤を洗い流します。
続けて、純水を染み込ませて絞った布でレコードを拭いてから、乾いた布で仕上げに拭けば、カビ汚れに対するメンテナンスは終わります。
また、レコードの内袋を取り替えないとカビの被害は再発しかねないので、カビ汚れを落とした後には内袋を新調することも忘れてはいけません。
売却を見据えてレコードを保管するのなら、日当たりが強いところや湿気のあるところを避けつつ、レコード棚に立てることが必須です。
帯電しやすい特徴を持つレコードは盤面にホコリが付着しやすく、レコードの盤面に手で触れるとそれはカビの原因になってしまいます。
レコードを高い値段で売りたいときには、溝にたまったホコリの除去とカビ汚れのクリーニングに加えて、帯電防止のメンテナンスを要します。
メンテナンスにはレコードクリーナーやクリーニング液のほか、クリーニング用の布などを活用していきましょう。
LPレコードにくわしいおすすめのレコード買取業者
【1位】音機館レコード&オーディオ
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買取価格 | (5.0) |
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出張買取 | LPまたはCD100枚以上から(レア盤は10枚からでも可?) |
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店頭買取 | オーディオのみ可(但し事前の連絡が必要) |
買取ジャンル | ジャズ、クラシック、ロック、アニメ、特撮ヒーロー系、各ジャンル専門スタッフが常駐(ヘヴィメタル、ハードコアパンクの知識豊富なスタッフも在籍している) |
買取品目 | レコード、CD、DVD、カセットテープ、オーディオ、音楽書籍&記念品etc |
出張地域 | 大阪/兵庫/京都/滋賀/和歌山/奈良/三重/香川/徳島/愛媛/高知/鳥取/岡山/一部広島/一部島根/福井/石川 |
■店舗情報
店名 | 音機館レコード&オーディオ |
電話番号 | 06-6447-6959 |
営業時間 | 12:00-21:00 |
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■買取情報
出張買取 | CDなら500枚、LPなら1,000枚が目安 |
宅配買取 | ○ |
店頭買取 | ○ |
買取ジャンル | ジャズ、クラシック、ロック、各ジャンル専門スタッフが常駐 |
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出張地域 | 関西全域、関東全域、他地域は要相談 |
■店舗情報
店名 | ディスクユニオン大阪クラシック館 |
電話番号 | 0120-946-351(携帯電話からは 06-6809-3281) |
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総合評価 | (4.3) |
買取価格 | (4.0) |
スピード | (4.5) |
サービス充実度 | (4.4) |
■買取情報
出張買取 | ○ |
宅配買取 | ○ |
店頭買取 | ○ |
買取ジャンル | オールジャンル |
買取品目 | レコード、レーザーディスク、CD、DVD、カセット、オーディオ、映像機材etc、スタッフは多そうだが各ジャンルの専門スタッフがいるかは不明。 |
出張地域 | 兵庫/大阪/京都 |
■店舗情報
店名 | 宅音便 |
電話番号 | 0120-360-760 |
営業時間 | 月~金:10:00~18:00 土・日:10:00~17:00 |
所在地 | 兵庫県神戸市中央区東川崎町7-1-5 |