戦前からプロのピアニストとして活躍、40年代のビバップ誕生時にはすでにジャズの名曲を大量に書きあげ、ピアノを弾かせれば奇妙な個性を発揮する作曲家ピアニスト。それがセロニアス・モンクです。ステージ上でピアノを演奏するのをやめて立ち上がって回り始めるなど、奇行でも知られる人でしたが、モンクのグループに参加したソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーンといった若手ミュージシャンは、こぞって「素晴らしい人」「彼からジャズの理論を教わった」と評するなど、素晴らしい人間性と音楽教師という側面を持っていた人でもあったようです。

今回は、そんな異才・鬼才であるセロニアス・モンクのアルバムの中で、名盤の評価を受けるとともに、高額での買い取りが見込めるレコードを紹介させていただきます。

■Thelonious Monk ‎/ Genius Of Modern Music (Blue Note, 1952)

■Thelonious Monk ‎/ Genius Of Modern Music Vol.2 (Blue Note, 1952)

詳しいプロフィールがはっきりしない若い頃のセロニアス・モンクですが、元々は教会でオルガンを弾き、戦前にもピアニストとしてジャズのセッションに参加した録音も残っています。そんなモンクの初リーダー・アルバムとなったのが、ブルーノートからリリースされた『Genius Of Modern Music』でした。録音は1947年、3管編成のセッションと、ピアノトリオのセッションのふたつの編成での演奏が収録されています。

演奏はいずれもコンパクトなもので、後年に発揮されるモンク節は控えめですが、驚くのは全曲モンク作の曲の素晴らしさで、デビュー作にしてモンク作曲作品総覧といった体をなしています。40年代の録音の時点で、ジャズ史上に残る傑作バラード「’Round About Midnight」も、ジャズ史に残るグロテスクきわまりない曲「Epistrophy」も完成しています。他にも、「Off Minor」「Ruby My Dear」「Misterioso」など、のちにスタンダード化した曲が並び、モンクも間違いなくモダン・ジャズ時代の到来を用意したひとりであったことがうかがえます。

いずれのアルバムも、もともとは1952年に8曲入りの10インチ盤(BLP5002, BLP5009)としてリリースされましたが、1956年に4曲を追加した12曲入り12インチ盤(BLP1510, BLP1511)として再リリース、その際に1枚目は『Genius Of Modern Music Volume 1』(その後『Genius Of Modern Music Vol.1』に変更)とタイトルを改められました。12インチ化の際、Vol.1 は純粋な4曲追加でしたが、Vol.2は収録曲の一部がVol.1 に入るなど、曲変更が含まれています。

モンクに限った話ではありませんが、ブルーノートのオリジナルの10インチ盤はいずれも大変なプレミア価格となっています。また、『Genius Of Modern Music』は10インチ盤だけでなく12インチ盤のUSオリジナルもいずれも高価格。日本盤や再発盤もオリジナルUSほどではないにせよ、1万円超えとなる事もある状態です。

■Thelonious Monk / Thelonious Himself (Riverside, 1957)

名盤として名高い、モンクのピアノ独奏集です。なお、アルバム最後に収録の「Monk’s mood」だけは3重奏となっており、ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)とウィルバー・ウェア(ウッドベース)が参加しています。1957年というと、モンクのカルテットにコルトレーンが参加していた時期なので、その関係があるのかも知れません。なお、57年のジョン・コルトレーンというと、ドラッグ癖からマイルス・デイヴィスのバンドで首を切られ、モンクのバンドに拾われた頃です。モンクとの接触を契機に、コルトレーンは一気にモダン・ジャズのスターダムにあがっていく事になりました。

2枚のブルーノート盤『Genius Of Modern Music』がモンク作品集なら、このアルバムはピアニストとしてのモンクの異才ぶりを見事に記録したアルバムという事が出来そうです。リズムは奇妙、アーティキュレーションは異様。途中で明らかに弾き直している所も、止まりそうになって次の演奏を考えている所もあります。そしてモンクお得意の下降フレーズのオンパレード。上手下手の問題ではなく異様なのですが、これが見事に音楽表現として成立している所が、ある意味で創成期モダン・ジャズの精神をあらわしているのかも知れません。グロテスクな個性派プレイヤーとしてのモンクに触れるなら、これが最適の一枚かも知れません。

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■Thelonious Monk Quartet / Misterioso (Riverside, 1958)

50年代からモンクはカルテットを中心としたスモール・コンボを維持し、名ジャズ・クラブであったファイブ・スポットのレギュラーとして演奏活動を行っていました。この頃のモンク・カルテットのフロントマンは期間契約した若手が多く、その多くがモンク学校を卒業したのちに大物ミュージシャンへとなっていきました。ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーン、スティーヴ・レイシーなど錚々たる名前が並びますが、モンク・カルテットのフロントとしてジョニー・グリフィンをベストにあげる人も少なくないのではないでしょうか。その根拠となっているのがこのアルバムで、コルトレーン脱退直後、グリフィンが参加した1958年8月7日のファイブ・スポットでのライブ盤です。なお、同日録音の姉妹盤に『Thelonious in Action』(Riverside, 1958) があります。

グリフィンとモンクの演奏が快調で、50年代後半から60年代なかばまでがモンクのコンボの最盛期と思わされる内容です。ロリンズやコルトレーンはバンドからやや浮いた演奏のように感じましたが、グリフィンは自分を発揮するとともにバンドとの調和も見事。アンサンブルとしてのスモール・コンボでは、チャーリー・ラウズ/フランキー・ダンロップ期が最良でしょうが、アンサンブルとジャズ的な個人技の両方となると、なるほどグリフィン期の評価が高いのも分かる気がします。

ジョルジョ・デ・キリコの絵画をあしらったジャケットの人気もあってか、このレコードも、USオリジナル盤が高額となっていることで有名な1枚です。再発レコードはそこまで値段が高騰していませんので、手放す際にはきちんと査定できるレコード業者さんに依頼した方がいいかと思います。

■ビバップ期から人気を保ち続けた数少ないジャズマン

40年代のビバップの爆発的なブームからモダン・ジャズが始まりましたが、意外にもビバップ期の主役ミュージシャンたちはモダン・ジャズのメインストリームであり続けた人が少ないです。チャーリー・パーカーは早く死に、バド・パウエルは食えずにパリに移住、ガレスピーはエンターテイメントに走ります。ところが、異端と思われたモンクはハードバップ時代もニュージャズ期もメインストリームに残るどころか多くの若手を育成、モダン・ジャズ黄金期の重要なジャズマンとして生き続けました。若手も一目置く素晴らしい先輩ミュージシャンだったのでしょうね。

もし、そんなセロニアス・モンクのレコードを譲ろうと思っていらっしゃる方がいましたら、その価値が分かる専門の買い取り業者に査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

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買取価格 (5.0)
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店頭買取 オーディオのみ可(但し事前の連絡が必要)
買取ジャンル ジャズ、レア盤歌謡曲・ポップス、ロック、アニメ、特撮ヒーロー系、各ジャンル専門スタッフが常駐(ヘヴィメタル、ハードコアパンクの知識豊富なスタッフも在籍している)
買取品目 レコード、CD、DVD、カセットテープ、オーディオ、音楽書籍&記念品etc
出張地域 大阪/兵庫/京都/滋賀/和歌山/奈良/三重/香川/徳島/愛媛/高知/鳥取/岡山/一部広島/一部島根/福井/石川

■店舗情報

店名 音機館レコード&オーディオ
電話番号 06-6447-6959
営業時間 12:00-21:00
所在地 大阪府大阪市西区 京町堀2-13-1 ギャラリー京町堀ビル611

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買取価格 (5.0)
スピード (3.0)
サービス充実度 (5.0)

■買取情報

出張買取 CDなら500枚、LPなら1,000枚が目安
宅配買取
店頭買取
買取ジャンル ジャズ、クラシック、ロック、各ジャンル専門スタッフが常駐
買取品目 レコード、CD、DVD、音楽書籍etc
出張地域 関西全域、関東全域、他地域は要相談

■店舗情報

店名 ディスクユニオン大阪クラシック館
電話番号 0120-946-351(携帯電話からは 06-6809-3281)
営業時間 11:00~21:00(日・祝20:00)
所在地 大阪府大阪市北区堂山町15-17 ACTⅢ 1F

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総合評価 (4.3)
買取価格 (4.0)
スピード (4.5)
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■買取情報

出張買取
宅配買取
店頭買取
買取ジャンル オールジャンル
買取品目 レコード、レーザーディスク、CD、DVD、カセット、オーディオ、映像機材etc、スタッフは多そうだが各ジャンルの専門スタッフがいるかは不明。
出張地域 兵庫/大阪/京都

■店舗情報

店名 宅音便
電話番号 0120-360-760
営業時間 月~金:10:00~18:00 土・日:10:00~17:00
所在地 兵庫県神戸市中央区東川崎町7-1-5