■最初はあまり売れず、時代が経つほどに評価をあげたミュージシャンだけに、オリジナル盤が高額

 1950年代ハードバップ最高のトランペッターだったクリフォード・ブラウン亡き後、若干20歳という若さでマックス・ローチのバンドに抜擢。以降は輝かしい演奏を披露するものの、23歳という若さで夭折してしまったのがブッカー・リトルというトランペッターです。マックス・ローチやトミー・フラナガンというベテランのジャズマンたちに重用されるばかりか、ニュージャズの尖峰だったエリック・ドルフィーと双頭バンドを組むなど、ジャズ・ミュージシャンからの評価の高さはもちろん、その見事な演奏に心を動かされた経験のあるジャズ・ファンの方も多いのではないでしょうか。

 今回は、最初はあまり売れず、皮肉にも死後になって徐々に評価をあげていった天才トランぺッターのブッカー・リトルの人気盤を、その音楽と合わせて紹介させていただこうと思います。

■Booker Little and Friend

 1961年の夏、ブッカー・リトルが夭折する数週間前に録音されたレコードです。吹き込みを行ったのは、マル・ウォルドロンの『レフト・アローン』などで有名なベツレヘム・レコードです。素晴らしいトランペッターという評判があり、また既にマックス・ローチやエリック・ドルフィーという錚々たるミュージシャンから声が掛かる実績もあったことからか、リトルは若くして色々なレーベルに引っ張りだこになりますが、世に広く知られる前に他界してしまいました。ベツレヘムというレーベルであったことも、このレコードが「幻の名盤」になるのに一役買う事になったのではないでしょうか。

このレコード、70年代になってタイトルを『Victory and Sorrow』と再発、ジャズ熱の高かった日本でもレコード化されると、ファンの間で一気に広まる事になり、ようやく一般のジャズ・ファンの耳にも届くようになったという歴史を持つレコードです。今でも、1961年リリースのベツレヘムのモノラル盤は高額必至のレア盤となっています。また、61年のモノ盤でなくとも、このアルバムはアナログ盤で人気の1枚となっています。

このレコード、スウィングやビバップ時代のような渋いジャケットデザインですが、音楽はモード調の曲も含む、相当に新しい内容です。3管のセクステットの中に、ジョージ・コールマンやドン・フリードマンが含まれているのですから、それも納得です。そして、アグレッシブなアップテンポ曲「Lookin’ Ahead」でのリトルの颯爽としたソロなど、レコードとして貴重であるかどうか以前に、音楽自体が素晴らしい内容です。

■Booker Little

 1960年、ブッカー・リトルがタイム・レコードに残したアルバムです。ブッカー・リトルのリーダー・アルバムは、シカゴ音楽院でクラシックを学んだリトルのアレンジの才能を生かした3管編成のものが多いのですが、このアルバムは管楽器がリトルのトランペットだけです。また、このレコードはピアニスト、ベーシスト、ドラマーが何人も入れ替わるのですが、その中で6曲を演奏したスコット・ラファロ(ビル・エヴァンス・トリオでの、カウンターラインを取るジャズの枠を超えた数々のベース演奏が有名)の参加が注目されたレコードでもあります。

 録音が派手な事もあるのでしょうが、ブッカー・リトルのオープンホーンでのトランペット演奏の切れ味が抜群です。はじめて聴いた時は、このリトルのトランペットに魅了され、何度も繰り返して聴いてしまいました。ワンホーン・カルテットという事もあり、トランペッターとしてのリトルの素晴らしさを聴くなら、個人的にはこのレコードがおすすめです。

ベツレヘム盤と同じように、このレコードもタイムというマイナーなレーベルからリリースであるため、1960年のタイム盤は、ステレオ盤・モノ盤ともに高額がつきやすいです。一方、人気の高さからか、75年以降の再リリース盤は数が多く、オリジナル盤ほどの値がつくことはありませんが、それでも人気盤としての値段はつくレコードと思います。

■Booker Little / Out Front

 ブッカー・リトルとエリック・ドルフィーの共演と言えば、なんといっても1961年7月16日に行われた伝説のファイブ・スポット・セッションですが、それより数か月前に録音されたこのレコードで、実はすでに共演を果たしています。

 このアルバムの素晴らしさは、演奏以上にブッカー・リトルのアレンジの妙にあるように感じます。「Strength and Sanity」は、3コースのブラスアレンジで音楽の綾を作っておいて、オープンになる直前ではじめてドン・フリードマンのピアノが入ってきます。他にも、曲中で何度も店舗チェンジしていく曲など、コーラスだけ作ってあとはソロ回しという安直なジャズ・セッションに終わらせない工夫が随所に施してあり、ジャズならではのアドリブの楽しみではない所にまで踏み込んでいくさまを聴くことが出来、それでいてハードバップ以来のジャズの大衆性も失わない見事な内容のアルバムでした。

 レーベルは、キャンディドです。チャールズ・ミンガス、スティーヴ・レイシー、セシル・テイラーなど、エンターテイメント性から離れた先鋭的なジャズ・ミュージシャンのレコードを次々に発表、しかし数年でその歴史に幕を閉じたレーベルです。今でこそ名レーベルとして知られていますが、当時はカタログ数の少ない先鋭的なレーベルであったこともあり、オリジナル盤はブッカー・リトルのこの盤に限らず、かなりの値段がつくものが殆どです。

■マイナー・レーベルからのリリースが多いだけに高額のつきやすいリトルのUSオリジナル盤

 天才的トランぺッターとして、多くのジャズ・レーベルや共演者からも高く評価されていたブッカー・リトルですが、ジャズの世界で活動を始め、わずか数年で天に召されてしまったために、そのリーダー作はややマイナーなレーベルに残されただけで、かつプレス枚数も多くありません。しかし、時代が立つほどにその実力が知れ渡るようになり、どのレコードもアメリカや日本で何度も再発される歴史をたどりました。

 ジャズのレコードは、アマチュアでは判断がつかないようなところで、思わぬ高額となることがあります。数少ないリトルのリーダー作は、インディーズ・レーベルからのリリースに集中しています。もし他の方に譲ろうとお考えの方は、ジャズのレコードの価値が分かる専門業者に査定を依頼してみてはいかがでしょうか。思わぬ高値がつくかもしれませんよ。

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