既存のレコードファンに対する訴求と若年層の取り込みが進んだ結果として、ひと手間かけてレコードの音楽を楽しむ人は増加しています。
レコード人気が再熱している現在では、総じてレコードの需要は高まっているものの、必ずしもレコードの高価買取を望めるわけではありません。

買取査定額を上げるためにはいくつかポイントを押さえる必要があり、レコードの知識を持っていないと買い叩かれるリスクも発生します。
レコードの売却を決断する前に知っておきたい高額査定を引き出す基準においては、果たしてどのような内容が含まれているのでしょうか?

コンディションや帯と付属品で買取価格は変動する

レコードの買取価格はコンディションの良し悪しで変動しますから、全く同じタイトルのレコードであっても査定金額が同一になるとは限りません。
未開封で尚且つ保存状態が良好なレコードは査定額を期待できますが、ジャケットやレコードのコンディションが悪いとマイナス評価につながります。

ジャケットの状態はレコードの重要な査定基準に当てはまり、ジャケットが裂けていたり、シミや汚れが多いと高額買取はなかなか見込めません。
もちろんレコードの盤面にホコリやカビが付着している場合や、レコードに傷や変色が存在する場合にはレコードの買取価格は下がります。
熱や圧力で歪んだレコードや音の質が非常に悪いレコードのほか、修復不可能と判断されるレコードなら買取不可の可能性もあり得るでしょう。

また、レコードの帯と付属品も高額査定に欠かせないポイントなので、売却時にはこれらを揃えた上で査定を受けることが大切です。
国内盤のレコードは特に帯が重視される傾向にあり、帯の保存状態も買取価格の主要な変動要因に数えられます。
付属品にはポスターや冊子に加えて、カレンダーやステッカーなどの特典も含まれるため、付属品の有無は慎重に対応しなくてはいけません。

なお、売却前のメンテナンスはレコードの高価買取に適していますが、メンテナンスに自信を持てない人はそのままのほうが良い場合もあります。
見た目の美しさを優先して自己流のメンテナンスを実践すれば、レコードに余計なダメージを与えかねません。

レコードを売るときにはジャケットとレコードが一致しているかを確かめ、ジャケットや帯が破れていても自分で補修をしないように注意してください。

希少価値の高さとレコードのジャンルでも買取価格は左右される

大量に出回っているレコードや、発売当時に量産されたレコードでは、コンディションが優れていても買取査定で極端な高値はつきません。
コレクターズアイテムとしての人気を兼ね備えるレコードは、希少価値の高さで買取価格が左右されます。

とはいえ、レコードにプレミアが付く要因は幅広く、一般的に希少価値が高いと称される代表的なレコードは以下の通りです。

  • 流通枚数がそもそも少ないレコード
  • 何らかの理由によって自主回収されたレコード
  • CDやデジタル音源で登場していない曲のレコード
  • サンプル盤や限定版のレコード
  • ラベルデザインやジャケットの仕様に特徴を持つオリジナル盤のレコード
  • 初回限定の特典が付いているレコード

このように希少価値が高いレコードは多岐にわたりますが、いずれにしても需要が全く無いレコードなら珍しさで価値が生じることはありません。
プレミアが付いているレコードでも、手放す人が増えれば価値は下がるため、レコードを高値で売りたいときには早めに売ることを心がけましょう。

さらにレコードのジャンルは多種多様ですが、査定員によって評価が分かれる場合は珍しくなく、一部のジャンルは査定の差額が激しくなります。
ジャンルにあわせてレコードの価値は安定性が変わりますから、売却時にはジャンルの見極めにも注力しなければいけません。

査定を申し込む業者に応じて買取価格は異なる

中古レコードの鑑定は難しく、十分な鑑定力を備えていない業者に査定を申し込むと買い叩かれるリスクが発生します。
業者側に悪意がなくても査定で適正価格にならないケースは見られますので、レコードを売りたいのなら業者選びに気をつけてください。

レコードを高値で売りたいのであれば、鑑定力に優れたスタッフを揃えるレコードの買取専門的が売却先としてあっています。
経験豊富なスタッフはレコードの扱いに長けているため、査定を行うスタッフの対応からも鑑定力の想定は行えます。

ただし、価値が安定しないジャンルのレコードを売却する場合には、そのジャンルを扱う担当者の有無をチェックすることが欠かせません。
売却を希望するジャンルの担当者がいないときには、別の買取専門店にレコードを持ち込むことも選択肢になるでしょう。

レコードの買取価格は、コンディションの良し悪しや帯と付属品のほか、希少性の高さやジャンルの特性によっても変動します。
査定の主要な判断基準となるコンディションでは、アナログ盤そのものに限らず、ジャケットの保存状態なども評価につながります。

国内盤のレコードは帯で付加価値が決まりやすく、付属品を完璧に揃えていれば、レコードの高額買取も夢ではありません。
希少価値が高いレコードを売りたい人は、売却先やジャンルをしっかり踏まえつつ、値崩れが起こる前に買取査定を申し込みましょう。

LPレコードの鑑定に定評のあるおすすめのレコード買取業者

【1位】音機館レコード&オーディオ

ジャズ&ロックのレア盤・廃盤品の買取にとても強く高評価! ※クラシック(はCD,DVD,カセットのみ)の取り扱いだが買取価格は高い。

業界経験豊かなスタッフがレコード・CDを査定してくれます。また、即日出張、その場で現金払いなど、査定から支払いスピードの早さ、サービス面も充実しています。オーディオの買取や、音楽本、バンドTシャツやコンサートグッズの買取などは邦楽・洋楽問わず音楽に関するものはすべて買い取ってくれます。とても便利な店。出張は、現状のままで品物の箱詰めなどはすべてスタッフがやってくれるので楽でした。

総合評価 (4.8)
買取価格 (5.0)
スピード (5.0)
サービス充実度 (4.5)

■買取情報

出張買取 LPまたはCD100枚以上から(レア盤は10枚からでも可?)
宅配買取 ○(但し事前の連絡が必要)
店頭買取 オーディオのみ可(但し事前の連絡が必要)
買取ジャンル ジャズ、クラシック、ロック、アニメ、特撮ヒーロー系、各ジャンル専門スタッフが常駐(ヘヴィメタル、ハードコアパンクの知識豊富なスタッフも在籍している)
買取品目 レコード、CD、DVD、カセットテープ、オーディオ、音楽書籍&記念品etc
出張地域 大阪/兵庫/京都/滋賀/和歌山/奈良/三重/香川/徳島/愛媛/高知/鳥取/岡山/一部広島/一部島根/福井/石川

■店舗情報

店名 音機館レコード&オーディオ
電話番号 06-6447-6959
営業時間 12:00-21:00
所在地 大阪府大阪市西区 京町堀2-13-1 ギャラリー京町堀ビル611

【2位】ディスクユニオン大阪クラシック館

東京に本部を構えるディスクユニオンの大阪店。言わずと知れたレコード買取大手!

全国にチェーン展開する大手レコード買取・販売店。まさにレコード界のブックオフ的存在。スタッフのレコード知識も豊富でしっかりと査定してくれます。サービス面も問題ありません。但し査定に10日間ほどかかりました。クラシックのレコード買取に強かったです。

総合評価 (4.3)
買取価格 (5.0)
スピード (3.0)
サービス充実度 (5.0)

■買取情報

出張買取 CDなら500枚、LPなら1,000枚が目安
宅配買取
店頭買取
買取ジャンル ジャズ、クラシック、ロック、各ジャンル専門スタッフが常駐
買取品目 レコード、CD、DVD、音楽書籍etc
出張地域 関西全域、関東全域、他地域は要相談

■店舗情報

店名 ディスクユニオン大阪クラシック館
電話番号 0120-946-351(携帯電話からは 06-6809-3281)
営業時間 11:00~21:00(日・祝20:00)
所在地 大阪府大阪市北区堂山町15-17 ACTⅢ 1F

【3位】宅音便

あらゆる音楽・映像メディアを買取しています!

ジャズやクラシック~演歌・歌謡曲までオールジャンルで買い取ってくれるのがうれしい。従来になかったレコード屋さんで、ヤフオクに特化しており、売り切り・安売り均一価格スタート販売スタイル。スタッフの知識はあると思われるが、買取価格はあまり高くはないと感じました。但し、他店で買い取ってもらえなかったものなども買取可能なこともあると思われる。歌謡曲やクラシックレコードの買い取りに強い。

総合評価 (4.3)
買取価格 (4.0)
スピード (4.5)
サービス充実度 (4.4)

■買取情報

出張買取
宅配買取
店頭買取
買取ジャンル オールジャンル
買取品目 レコード、レーザーディスク、CD、DVD、カセット、オーディオ、映像機材etc、スタッフは多そうだが各ジャンルの専門スタッフがいるかは不明。
出張地域 兵庫/大阪/京都

■店舗情報

店名 宅音便
電話番号 0120-360-760
営業時間 月~金:10:00~18:00 土・日:10:00~17:00
所在地 兵庫県神戸市中央区東川崎町7-1-5