最近の音楽の楽しみ方は、携帯オーディオ、スマホに楽曲をダウンロードし、イヤホン、ヘッドホン、スピーカーなどで楽しまれている方が多いのではないでしょうか。

一昔前までは、CDを購入して、ラジカセ、コンポ、さらにその前はレコードを購入して、ステレオやレコードプレイヤーで楽しむスタイルが主流でした。

当時の音響機器はインテリアとしての役割も兼ね備えており、落ち着いた雰囲気の中で、読書しながらジャズやクラシックを聴いたり、自身で選曲したオリジナルのカセットの作成に没頭した休日を過ごされた方も多いのではないしでしょうか。

舌はグルメを楽しんだり、目では映画や映像を鑑賞し、知的好奇心を満たすと同時に、耳では優れた音楽を聴くということは人間にとって最高の贅沢であります。

スマホや携帯オーディオプレイヤーで聴いていた若いリスナー達も、さらに良い音をと、耳を満足させるためにさらなる追求の手を休めません。

その究極の音はレコードにあるのでは?と、筆者は思っております。

まずは、相場を調べよう!

レコードの市場価値はピンキリです。

発売当時、人気がなくとも、その後、人気が出たり、廃盤になったりして、希少価値が付き、現在では高額で取引されている、なんてケースも珍しくはありません。

まずは売却しようとしているレコードの市場価値を把握することが、レコードを高く売るための第一歩です。

市場価値の調査は、ヤフオク!などのネットオークションで検索すれば直ぐにわかります。

結論を申し上げると、ネットオーションにかかる手間を問題にされない、売却しようとしているレコードの落札価格がそれなり(千円以上)であれば、ネットオーションに出品して売却するのがベターな選択です。

ただネットオークションは、まとめ売りがしにくい、落札まで期間がかかる、落札者との対応とに手間がかかる、取引実績が少ないユーザーは敬遠されがち、といったデメリットがあるため、初めての方には注意が必要です。

買取方法を使い分けよう!

中古レコードの買取方法は、大きく分けて、以下の4つです。

①持ち込み買取

売却者が直接店舗を訪問して、店舗で査定をしてもらい、売却する方法です。

自分の空いている時間などに持ち込み、査定してもらえることが利点です。もちろんレコードは重い、査定待ち時間の短い時もあればかなり長く待たされる時もある、などの欠点もあります。

中古レコードの買取は、リサイクルショップ、中古CD、レコード販売店、古本屋などで対応していますが、リサイクルショップなどは市場価値を把握していないため、相場より安く買い取られがちです。

持ち込み買取の注意点です。

安く叩かれる場合もあります。例えばBookoffで箱いっぱいの本を持っていったのに、査定額はたったの500円、安いなーと思った経験はどなたでもあるのでは?

もちろん本に価値がないケースがほとんどですが、店側の思惑として、「重い思いして持ち込んだ物を、また持って帰るのは手間だろう」と、邪推ながら考えてる節はあるとも限りません。

特にレコードは重いですし、持込は大変です。

特に日本の歌謡曲系のレコードのほとんどははっきり言って買取不可のお店がほとんどではないかと。

②出張買取

筆者が一番にオススメする買取方法は、出張買取です。

とにかく業者が家まで来てくれて、梱包も、運び出しもしてくれるので手間要らずで便利!

買取金額を即日でくれる業者だと、何日も手を煩わせずに済みますので、さらにオススメです。

買取業者、店舗の担当者が自宅に訪問して査定を行ない、売却する方法です。

持ち運ぶには量が多過ぎる、近隣に買取を行ってくれる店舗がない、といった場合に利用します。

出張買取は業者側も「買取なし」を避けたい思惑があるため、他の買取方法より、若干高めに査定する傾向があるかもしれません。

もちろん、価値のない物は、業者側から断られると思いますが・・・。

レコードに関してはレアで貴重な物には高値がつきますが、それ以外は二束三文または買取不可の場合が多いと思います。これは筆者の長年の経験です。

レコード買取専門業者は、経験もあるので棚を一目見ただけで価値がありそうなものがあるのか?など見抜きます。

査定や買取金額の支払いに時間がかかるような業者は良くないと思います。

査定に自信のある即日決済できる業者が良いと思います。

査定額に納得が行かない場合は、その場で値段交渉するのも大切なことです。

出張買取の際は、当サイトの各都道府県の買取業者ランキングをぜひ参考にしてみてください。

③宅配買取

買取店舗、業者に宅配して査定を行ってもらい、売却する方法です。

出張買取も利用できない地域に住んでいる方、査定等のやり取りをスキップしたい方が利用します。

宅配専門の業者であれば、送料も負担してくれます。

宅配買取は、買取側がじっくりと査定してくれます。それにより、査定→入金までの速度は遅いと思われます。

じっくりと見てくれるので、宅配買取がいいのか?と言われれば、一概にそうではありません。

じっくり見ることによって、傷やジャケのチェックが入念に行われ、いわゆるアラが見つけられます。

減点法に近い感じかもしれません。

アラがあれば当然に査定は低くなります。

その点、出張買取だとスピードを重視しているので、アラが見逃されることはよくあります。

現に筆者も出張買取で経験済みなのですが、「解説書が入ってないのにいやに高く買ってくれたなぁ」など。

一概に出張買取と宅配買取では、どちらがいいのか?は、言えません。どちら買取方法も一長一短があるので、あなたのスタイルに合うものを選ぶのがベストかと。

宅配買取の際は、当サイトの各都道府県の買取業者ランキングをぜひ参考にしてみてください。

付加価値を高めよう!

中古レコードは、そのレコードの市場価値だけでなく、レコードの状態も査定に大きく影響を及ぼします。

売却後に後悔しないためにも、事前準備をしっかり行った上で査定をしてもらうことも高く売るコツのひとつです。

①レコードを綺麗にする

最低限、業者に査定してもらう前は、レコード・ジャケットのホコリはふき取りましょう。

モップのようなものでホコリを掃うだけでもかまいません。

そうするだけで、印象がずいぶんと違いますし、レコード鑑定してくれる店員さんへのリスペクトや最低限のマナーだとも思います。

レコードの保管は風通しが良い場所がベストです。

盤に強力なカビが生えたり、塩ビヤケを起こしてしまったら、いくら貴重な盤でもアウトです。

特に塩ビヤケは業者と言えどもどうすることもできない難敵でしょう。

②付属品を揃える

レコードを購入した状態に近いほど、査定は良くなります。

レコードのみならず、ジャケット、内袋、帯、ボックスなら箱、が揃っているに越したことはありません。

内袋は購入することも可能ですので、損傷が激しい場合は、新品に差し替えるのも、高く売るコツのひとつです。

③特典があれば一緒に査定する

レコードは、初版、限定販売などで、ポスターやカレンダーといった特典を付加して販売します。

そういった特典が手元にないか?をよく思い起こして、もしあるのであれば、付加価値がつくため、必ず合わせて査定してもらいましょう。

まとめ

中古レコードを高く売るには、市場価値も重要ですがそれだけに気を取られず、購入者が安心して購入できる良質な状態にして査定してもらうことも、忘れないようにするとよいでしょう。